家を建てる前に行う「地鎮祭」ですが、地鎮祭とは何のために行うものなのでしょうか?
これから地鎮祭を行おうと考えている方、地鎮祭を間近に控えている方の中でも、「なぜ行うのか?」「必ず行わなければならないのか?」などと思われている方も少なくないと思います。
地鎮祭とはどのようなものなのか、流れや準備物などについてお話をします✨
地鎮祭とは?
地鎮祭とは、建物の新築や土木工事の起工の際などに、その土地の神様を祀り、工事の無事進行・完了と土地・建造物が末長く安全堅固であることを祈願するために、おこなわれる祭りです。(神社本庁HPより)
地鎮祭は必ず行わなければならないと考えている方もいると思いますが、義務ではないので必ず行わなければならないという訳ではありません。
地鎮祭はいつ行うのか?
地鎮祭は、「大安」「友引」「先勝」の午前中に行うのが良いと言われています。
あくまでも縁起が良いとされている目安なので、都合がつかない場合や工事の関係で吉日に行えない場合もあります💦
希望の日程がある場合などは、神主さんや建築関係者の方に相談して日程調整をしてください😊
地鎮祭の流れについて
地鎮祭の流れについて、次のような流れになっています。
①修祓(しゅばつ)
参列者・お供え物を祓い清めます。
祭壇→土地→参列者の順でお清めします。
②降神(こうしん)
神主さんが声を発して神様をお迎えします。
③献饌(けんせん)
神様に祭壇のお供え物を食べていただきます。
山の幸や海の幸などのお供え物を差し上げます。
④祝詞奏上(のりとそうじょう)
神主さんが工事の安全を祈る祝詞を読み上げます。
⑤四方祓(しほうはらい)
土地の四隅をお祓いし、お清めします。
⑥地鎮(じちん)
「刈初(かりぞめ)」「穿初(うがちぞめ)」「土均(つちならし)」を行います。
⑦玉串奉奠(たまぐしほうてん)
無事に工事完了することを願って、その心を神様に捧げます。
参列者が玉串を神前にお供えをします。
⑧撤饌(てっせん)
神主さんがお酒と水の入った器に蓋をして、神様へのお供え物を下げます。
⑨昇神(しょうしん)
神様が帰るための儀式です。
⑩神職退下(しんしょくたいげ)
神主さんが退出し、儀式の終了となります。
以上が地鎮祭の流れになります。
地鎮祭で準備するもの
・お供え物
・玉串料
・榊(さかき)
・升や湯呑
・半紙
上記全てを準備する必要がない場合もありますので、準備物については神社・施工会社と事前の確認が必要です!
地鎮祭をするかしないかは、あくまでも施主の判断
工事の安全と無事を願うための地鎮祭ですが、
行うことによって現場監督や作業員の方と顔合わせをする良い機会でもあります😊✨
一つ一つ悔いの残らない選択をしながら、満足のいく家づくりを一緒していきましょう♪